■喪われた「サッポロ一番とんこつラーメン」の話
ここ半年ほどの私の最大のショックは、いつもスーパーの片隅で、5袋入り袋ラーメン特売の際にも仲間に入れてもらえずひっそりと売られていた「サッポロ一番とんこつラーメン」がいつの間にか姿を消していたことです。
サッポロ一番といえば、塩派×しょうゆ派×みそ派の壮絶な戦いがありますが、なぜかその戦いにエントリーされない「とんこつ」。
私は、あらゆるインスタントラーメンの中で、「サッポロ一番 とんこつラーメン」が一番のお気に入りです。
でも、サッポロ一番の話題で知人と盛り上がった時に、とんこつ味の美味しさを力説しても、「え?とんこつ味?そんなの見たことないよ。うまかっちゃんと勘違いしてんじゃね?」とあらぬ疑いをかけられる始末。
私の勘違いではない証拠をお見せ致しましょう。
ほらー
サッポロ一番とんこつラーメンは、とにかくスープが絶品なのです。濃厚なとんこつ味。
うまっちゃんやチャルメラなど、いろんなとんこつ味を試しましたが、サッポロ一番のが一番濃厚。しょっぱすぎない濃厚さの中には不思議な甘みとミルク感があって…
そして、いまどきはやりのもちもち生めん風ではない、子供の頃から食べてきたおふくろの味に近い安心感を醸すやわらか麺。この麺と濃厚スープのコラボはまさに至福の味わい。
そして、麺を食べきった後には、いそいそとご飯を投入し(お行儀わるくて失礼)、とんこつスープを味わいつくのがまた旨し。ああ、お腹いっぱい。
そんな幸せをもたらす「サッポロ一番とんこつラーメン」がもうない!
私は、家に備蓄してあったのを大事に大事に食べました。
そして最後の一袋。ああ、これを食べてしまったら、私の目の前から「サッポロ一番とんこつラーメン」が永遠に失われてしまう…!
とんこつラーメンを失う喪失感で胸いっぱいのままスーパーのラーメン売り場をさまよう私の前に姿をあらわしたのは「サッポロ一番 塩とんこつラーメン」。
差し込む一条の希望の光。
ええ、もちろん5個パックを鷲掴みにして買い物カゴに放り込みましたよ!
黄土色のパッケージが青くなって、「塩」の字が追加されていたのを訝しく感じはしましたが。
そして家に帰っていそいそ調理。いざ、実食!
ちがいます…(涙) 私が求めているあのとんこつ味ではありません…
濃厚さがないのです。うまかっちゃんとブラインドテイスティングをしてもきっとわからない(かもしれない)。
原材料を比べてみました。
黄色く塗ったセルが、両方に共通する原材料です。
ううむ…塩とんこつ味には、魚介エキスがいろいろ入っている。
そしてとんこつ味にあった豚脂が入っていない。
こちらは標準栄養成分表。
エネルギーと脂質の違いが、とんこつ味の濃厚さとの差を如実に表しています。健康志向がもてはやされる昨今、なるべく低カロリーな方がいいのは確かですが、やっぱりね、脂っこいものを食べたい時ってあるんですよ…
キャッチコピーにも違いが。
とんこつラーメン⇒「コクと旨みのこだわりとんこつ」
塩とんこつラーメン⇒「とんこつの旨みと塩のキレ味」
コクが消えとる!
はあ…やっぱりこれが最後の一袋か…と、このエントリーを書くためにラーメン袋を改めてじっくり見たところ、衝撃の事実が。
賞味期限切れとる!
目の前くらくらしましたが、最後の一袋ですもの、食べますとも。
■続編
■ことりのむーすけーき(改)オカメインコ化計画
鳥好きのみなさんはもうお試しになりました?「ことりのむーすけーき」。
私の住んでいるところでは先週やっと販売が始まって、セブンイレブンで目があった瞬間に速攻で家に連れて帰りましたよ!
かわいいですよね~
少し前に試験販売された時に画像がツイッターに流れているのを見て、私の近所ではいったいいつになったら…と待ちわびていたのです。
試験販売の時には豚さんもいたはずですが、今回はいませんでしたね。
黄色いスポンジをそぼろ状にしてまぶしたのが、とりさんのふんわり感を表していて、本当に愛らしい。
いつまでも見ていたい感じで、食べるのはちょっと可哀想だったけど、私は今回、背中からいきました。
黄色い羽(もどき)の下はホイップ状のクリームチーズでフワフワ。まるでとりさんの羽毛のよう。
そして食べ進めると、中までクリームかスポンジに行き当たるのではとの予想に反してピンクのムースが表れて、まさかのミックスベリー味。
えっと…ピンクの部分って肉を表してるの…?とちょっぴり思いました。
おいしくいただきました。
…そして私は、ことりをオカメインコ化したいという思いにとり憑りつかれたのでした。
2羽めを家に連れ帰って、やりましたよ!
えへへー
トサカの裏の禿も再現。
満足しました。
ところで、知人が六花亭のピーチクパーチクに似ているというので画像検索してみると、本当に似ていました。
本店だけのメニューだったそうです。